投稿者: Toshihiko

  • 10年おきの国際会議

    フランスの研究所がほぼ10年に一度という長いスパンの国際会議を開催しています。初回は2005年,2回目が2014年で,今月第3回を企画しており,僕も参加予定です。3回全部参加した人間はそう多くないはず。第1回を企画したフランスの友人は残念なことに数年前に突然の病気で亡くなりました。

    第1回ははパリ郊外にある研究所内部の会議場で開催。その後,外国人の入所が次第に厳しくなり,第2回は研究所すぐ外に新設された研究交流施設での開催。ただパリからの交通の便が悪いのが難点だったので,今年はなんとパリ市内での開催となりました。

    パリではLuxembourgあたりに定宿にしているホテルがあります。必ずそこという積極的な理由は無いんだけど,強いて言うなら交通の便がよいことと,Sorbonne大学の学生街なのであまり観光客でごった返してないこと。

    そして偶然,今回の学会会場がSorbonne大学。ホテルから徒歩圏内です。パリで仕事あるときはメトロを乗り継いで通勤するのが普通なのに,今回はメトロのチケットを買う予定もなし。すごく狭いエリアだけで完結しそうなパリ出張になりそうです。

  • 日米欧の距離感の変化

    日本からヨーロッパへ飛ぶフライト,以前はロシア超えて直行で飛んでたのが,昨今の世界情勢でそれもままならない。中東経由というのをよく聞いてたけど,それまた厳しい状況になってきたようです。となると安定してるのは北極越えか。アンカレッジ経由ってさすがにもう無いのかな。

    学生時代にヨーロッパ一人旅したとき,行きのチケットはモスクワ経由ロンドンでした。経由って言っても給油するだけで,乗客は空港内に待機。当時くらーい空港に滅入りながらも唯一のお土産物屋さんを素見す程度。機内で客室乗務員さんから言われた言葉を思い出してました。

    「お土産物ありますけど,売ってるのは開けても開けても出てくる人形程度ですよ」

    「あと,円でもドルでも払えますが,お釣りはルーブルです」

    生まれて初めてのヨーロッパ旅行だったのに,なんか雲行きが怪しくなる洗礼受けたような気分だったのを今でも覚えてます。

    その旅行の帰りはアンカレッジ経由。これまた免税店くらいしか見るもの無い空港でしたが,何か日本へのお土産買ったはず。ヨーロッパ行ってアラスカのお土産ってのも変だけど,まあ遠いところへ行ったという実感だけは伝わった時代。

  • 未知の曲の森を彷徨って

    IMSLPという著作権の切れた楽譜を集めているサイトがすごく重宝します。楽譜がタダで手に入るから,ではなくて聞いたこともない作曲家に出会えるから。おまかせ表示すると,収蔵された楽譜をランダムに表示してくれるので,見知らぬ作曲家の聞いたこともない音楽に出会えます。

    Rodolphoe Berger というウィーン生まれの作曲家,キャリアの殆どをパリで過ごしたようですが,大量にワルツを作曲してるっぽい。IMSLP にそれなりの数の楽譜が上がってるので知る人ぞ知るな作曲家なのかもしれません。

    多くはピアノ曲なのでざっと弾いてみたけど,フランス風味のウィンナ・ワルツというか,ウィーン風味のダンスホールミュージックっぽくて楽しいです。ピアノの楽譜が残ってるけど,もしかしたら小オーケストラがダンスホールで演奏してたのかもしれません。

    20世紀初頭のワルツの雰囲気もさることながら,楽譜表紙のイラストがまたベル・エポックっぽくていい。Une femme passa というワルツの表紙は,森の中を彷徨ってる女性の版画風。

  • Deer Trap Trail

    気がつけば2月は終わって,とんでもなく暖かい日々が続いています。この時期気温が20℃近いなんて,信じられない。ぽかぽか陽気のもと,散歩してきました。細い岩場の先には平坦なメサが続き,その先端まで歩きます。

    片道1km程度。簡単なハイクです。

    延々と続く岩場,でもその上は真っ平ら,自転車でも走れそうなほどのトレイル。ここら辺り,崖はそれほど高くもなく50mくらいかな。

    メサの先端まで行くと,New Mexicoの絶景が広がります。向こうの山は Santa Fe,写真左の彼方は Colorado。

    ここまで徒歩20分程度。そのまま戻ってもいいんだけど,ちょっとした出来心で,別の道で戻ることに。どうせ崖に囲まれた真っ平らな土地です。必ず元へ戻るはず。

    そして出来心の帰り道は別の2つのメサの先端を巡り,ようやく出発地点へ戻ってきました。行きの道のりは1km,帰りはなんと5km。こんなに遠回りだったは。

  • 動けばよいのです

    以前町中で見かけたクラシック(?)カー。よくまあこんな姿でも走れるもんだと驚きましたが,そりゃね,もしかしたら外装はボロくても中は先進的とかあるかも。

    アメリカは州ごとに車検制度が違って,ここ New Mexico はなんも無しなので,車がちゃんと走るかどうかは自己責任。フリーウェイの途中で止まってしまったらかなりやばい状況になるので,律儀に年1の車の点検してるとはいえ,運が悪けりゃそういうこともある。いや実際あったし。

    かつての愛車 Subaru Forester は Santa Fe の長い上り坂を全うすることなく力尽きました。修理工場までレッカー移動してもらい,そこで言われたのが「エンジンに穴あいてるよ」。毎年定期的に車を整備工場に運んではいたものの,さすがの寿命だったようです。

    最近はバス通勤。無料の巡回バスが市内を走ってるので便利。でも昔 Los Angeles でバス乗った話をしたら「そんな危ないことしちゃだめだ」と言われた経験も。まあ色々あるのかも。