
20年程前にここにいた後輩が仕事で戻ってきたので,じゃあ夕方一杯やっていこうかとビール飲みに来ました。10年くらい前にできた,この町一番人気のパブ。その後輩も噂を聞いてたらしく,絶対に行くつもりだったとか。
せっかくだからと職場の若手二人も誘って,夕日に映える黄金色のIPAビール。野外で飲むのは最高。しばらく歓談しながら,ふとこの顔ぶれで気づきました。
ここにいる3人全員,僕が指導してたポスドクだった。世代は色々,国も色々。やれやれ川の流れのように時は流れていく。

20年程前にここにいた後輩が仕事で戻ってきたので,じゃあ夕方一杯やっていこうかとビール飲みに来ました。10年くらい前にできた,この町一番人気のパブ。その後輩も噂を聞いてたらしく,絶対に行くつもりだったとか。
せっかくだからと職場の若手二人も誘って,夕日に映える黄金色のIPAビール。野外で飲むのは最高。しばらく歓談しながら,ふとこの顔ぶれで気づきました。
ここにいる3人全員,僕が指導してたポスドクだった。世代は色々,国も色々。やれやれ川の流れのように時は流れていく。

夕方,同僚とビール飲みながら雑談してたときのこと。いまの時期の特殊事情なのか,立て続けに幾つかの推薦書の依頼が来て大変なんだよねと愚痴ってました。5月くらいに賞の公募や昇進の推薦が締め切られ,新年度始まる10月前後に選考結果の発表とあいなります。
さすがに推薦書はよく知ってる人からの依頼しか引き受けませんが,それでも間違ったことは書けないから依頼者の CV (Curriculum Vitae) 履歴書は一応送ってもらいます。日本の履歴書は四角四面の定型書類ですが,こちらのはなんでもあり。科学者の履歴書なので,職歴のみならず,所属する委員会,指導した学生やポスドクの氏名,主催した研究会,そして執筆論文の一覧などなど,数ページにわたることもしばしば。
そんなのを横目に「この人はいずれノーベル賞を取るぞよ」な作文するわけですが,さすがに数通も書いてると時間がすごくかかります。それを聞いた同僚の一言
「CVをAIに上げて『この業績に見合った推薦書を作って』と頼みゃいいんだよ」
いやその誘惑はめちゃくちゃありました。でもそれだけはやっちゃいけないんじゃないかと。曲がりなりにも人を重要なポジションに推薦するんですよ。AIが書いたとばれるような文章だと推し力も減るというもの … な気がする。
でも同僚君,「だからさ,AIに下書きさせて,それを自分用に清書すればいい」
うん,そりゃそうだよね。楽だよね。たぶんみんなやってるんだろうね。
ぷ

会議とか講演に出かけるときはレーザーポインター持参しています。緑色のくっきり見えるレーザー光線は発表時の強い助っ人。先週のパリの研究会でも活躍しました。自分の発表のみならず,他の人からも請われて。研究会主催者側が用意してたポインタは赤の弱々しい光で,全然どこを指してるのか分からない。結局会議の最後までずっとレーザーポインターをレンタルしたまま。
この緑レーザーポインター,日本では2010年の規制で普通には買えなくなってるクラス3bという強力なもの。買ったのは規制前の秋葉原だったと思うけど,アメリカではまだ普通に買えるようです。
マイレーザーポインターを持ち歩いてる大学の先生はたまにいて,学生の研究進捗発表会や学会発表なんかで「きみきみ,これはどういう意味かね」と教室の片隅から学生のスライドを指し示すのに使われます。この時ばかりはレーザーポインターならぬライトセーバー,学生さんも命がけ。

フランスの研究所がほぼ10年に一度という長いスパンの国際会議を開催しています。初回は2005年,2回目が2014年で,今月第3回を企画しており,僕も参加予定です。3回全部参加した人間はそう多くないはず。第1回を企画したフランスの友人は残念なことに数年前に突然の病気で亡くなりました。
第1回ははパリ郊外にある研究所内部の会議場で開催。その後,外国人の入所が次第に厳しくなり,第2回は研究所すぐ外に新設された研究交流施設での開催。ただパリからの交通の便が悪いのが難点だったので,今年はなんとパリ市内での開催となりました。
パリではLuxembourgあたりに定宿にしているホテルがあります。必ずそこという積極的な理由は無いんだけど,強いて言うなら交通の便がよいことと,Sorbonne大学の学生街なのであまり観光客でごった返してないこと。
そして偶然,今回の学会会場がSorbonne大学。ホテルから徒歩圏内です。パリで仕事あるときはメトロを乗り継いで通勤するのが普通なのに,今回はメトロのチケットを買う予定もなし。すごく狭いエリアだけで完結しそうなパリ出張になりそうです。

先週は氷点下の日々が続いていたのに,突然初夏のような陽気に。今週の予想最高気温は20℃くらい。New York方面は大雪らしいので,かなり極端なアメリカ天気図になってます。ここ数年ますます冬は暖冬に,夏は涼しくなってきてるようで,そりゃ快適なのはありがたいけど,ほんとにこれでいいのかな。
この冬,コートを使ったのはほんの数回。厚手ながらも普通のジャケット程度で十分耐えられる寒さでした。雪は降ったものの,せいぜい10cmくらい。膝までずぼっと埋もれるほどの雪とはとんと無縁。
かと言って夏は猛暑にもならず,昨年夏,冷房が欲しいと思うことはありませんでした。以前だと年に2週間くらい暑い日が続いて冷房欲しくなるんですが。
閑話休題
同僚と話してたのが,ほんとに物理学者って数学者とはうまくやっていけないんだなという雑談。ヨーロッパの大学の出身者なんだけど,結構お互いを揶揄し合ってたらしい。
数学者曰く,「物理学って不正確で雑」
物理学者曰く,「数学者に質問したら,散々考えた挙げ句に『この問題には答えがあることが証明できる』」
もちろん冗談だけどね。
この手の学者ジョークって山のようにあって,登場人物は心理学者,医者,技術者,多岐にわたります。でも大体オチに配置されるのは数学者っぽい。