update 2006/10/22

2006年10月9日-11日

● Cadarache

Aix-en-Provenceを観光したのはほんの数時間.再びレンタカーを北へと走 らせました.普通ならハイウェイを30分走って到着する距離なんですが,なぜ かここの道路は一方通行が多くて分かりにくい.標識も見辛い所にあったりし て,結局Aixの町から外に出るだけで30分かかってしまいました.

特に分かりにくいのがround-about.日本だとロータリーと言うんでしょう か.交差点がぐるぐる回る輪になってるやつです.先に輪に入った車に優先権 がありますが,そこは何でもありのフランス人,おかまいなしにつっこんでき ます.そんな車に気を取られていると,出口を見失い,もう一周する羽目に.

さて,本日の行先は,日本とITER建設を巡って誘致合戦を繰り広げた町 Cadarache.町と書きましたが,はたして町と言えるのか….とにかく判断はこ の写真を見てから.


写真だけ見せたら,「南仏なんて言っておいて,実は九州に帰ってたんだろ」 と言われそうな田舎です.べつに何も無い方向を狙って撮影したわけではなく, あたり一帯がこういう風景.

ITER絡みでフランスに滞在できると喜んでいる核融合関係の皆様,まずはこ の光景を見てから引っ越すべきかどうか判断されると良いと思います.

困ったのが日曜の夕食で,まさかこんなに何も無いところだとは想像だにせ ず,近くのレストランにでも行って食事しようなんて思っていたのが大間違い. 結局,再び車を30分ほど走らせ,近郊の温泉保養の町まで行ってなんとか晩飯 にありつけました.


ここで泊まったのは,なんとシャトーですよ,「しゃとー」.

古い石造りのChateau Cadaracheは中世の建造らしく,城というよりは要塞 です.内部が宿泊施設と会議場に改造されていますが,そこかしこから数百年 の歴史の香りが立ち上ってきます.

泊まった部屋はというと…実は写真を撮るほどでもないもので,田舎の民宿 といったところ.ちょっと寒々しい.実際,到着した夜は暖房が効かず,予備 の毛布を出してきたほど.テレビは付いてますが,3つくらいしかチャンネルが 無い!もっとも宿泊費はたったの58Euroなので我慢.

日曜以外は夕食も出ます.車が無いと餓死するような所なので.メニューは いわゆるmenu,フレンチ定食で選択の余地無し.でもワインも出てくる本格的 な物.夜は飯を食う以外にはする事も無いので,友人らとシャトーのレストラ ンで飲んだくれてました(また飲んだくれですか,のつっこみ禁止).


どれくらいの田舎なのかは,シャトーの真ん前に停められていたこの巨大な トラクタを見てもらうと良くわかるかも.それにしてもこのでっかい包丁,何 に使うものなんでしょう?


水辺の草むら,よく見るとカタツムリがつっくいています.たくさん着いていたので, 最初は雑草の綿毛かと思いました.


シャトーのはずれの高台には,古いチャペルが建っています.残念ながら内 部を見る事はできませんでしたが,おそらくは中世の建造物でしょう.

夜中の10時頃,こっそりとこのチャペルまで来てひっそりとフルートの練習 をしてました.どうせあたりには家なんて無いんだし,誰も聞いていないだろ うと思って.

ところが暇人は何処にでも居るもんで,10時過ぎだというのに夕食後散歩を していたイギリス人にしっかり目撃されてしまいました.

ちなみに古い教会の前で笛を吹くのはかなり恐いです.なんだか変な霊ども を召喚しそう.ホテルの部屋に戻るとき,後ろから付いて来てたかも.そう言 えばなんだか最近,やたらと肩がこるんですよ.いつも何かを背負っているよ うな….


2006年10月12日

● Aix-en-Provence再び

シャトーをチェックアウトし,再びAixの町へと戻ってきました. ちなみにこのシャトーの会計方法,朝食何回,夕食何回,とおじ さんがメモ用紙に手書きして,手計算だけっちゅうもの.
「夕食は3回だよね」
「いや,2回しか食べてないよ」
「あっそう」
完全自己申告性のようです.


Aixのホテルに2泊します.ホテルは,St.Augustinという町の中心にほど近 いところ.昔は教会かなんかだったらしく,重厚な石造りの内部に何故か受け 付けがあって変.

チェックインしようとホテルのドアを開けてカウンターに向かうと,中のお じさん,その瞬間に鍵をカウンターの上に用意してるじゃないですか.そりゃ アジア人客は少ないのかもしれないけど,このおやじ,予知能力でもあるんじゃ ないかと,ちょっと不気味でした.

ちなみにホテルとしてはとても良い所でした.また来る機会があれば,絶対 にここを予約するでしょう.


旧市街入り口付近のレストラン街.フランスと言えばレストラン.何処もか しこもレストラン.バーやブラッセリーのテラスでは,そぞろ歩きに疲れた観 光客が昼間っからワインを飲んでます.え?あっしですか?そりゃーもう….

もっともワインこそ飲んだものの,連日の仏蘭西料理にうんざりしていたので, 夕食はサンドイッチをつまんだだけ.


<PREV] [NEXT>