update 2005/10/22 | |
普段、外国地名はそのまま綴るようにしています。日本での読みが、時々現 地の読み方と少々違っているし、それを無理やりカタカナで書くのも何となくキ ザなので。でもフランス語は綴りと読みが全然一致しないし、それを一々調べる のも面倒。諦めてカタカタで書くことにします。思うに、フランス滞在が何と無 く居心地が悪いのは、これが原因かも。
パリを明日発つという最後の日。朝から一騒動ありました。明日まで予約し てあったはずのホテルですが、フロントから今日チェックアウトになっていると 言われました。なんやら手違いがあったようですが、とにかく今晩は満室だそう で、急遽別のホテルを探す羽目に。
幸いフロントのおじさんが近くのホテルの空きを見つけてくれましたが、そ れでも朝食後あわてて荷造りし、チェックアウトしてホテルを移りと、慌しい午 前になってしまいました。
新しいホテルに荷を解き、さて今日は何をするかとしばし考え込みます。ま ずは楽譜探しに行き、それからお土産、その後が問題。すでに11時になっており、 あまり時間はなさそうです。とりあえず出かけて考えよう。
地下鉄でサンラザール駅までゆき、すぐ近くの楽譜屋へ。この件は別に書く として、5冊ほどの楽譜を抱えてオペラ付近の繁華街に戻ってきました。
買い物は、なんと言ってもデパートが楽チン。プランタンとラファイエット があり、家族のお土産を探しました。
パリを見渡せる箇所は幾つかあります。エッフェル塔や凱旋門、モンマルト ル。でも、ここラファイエットの屋上は行列も無く、おまけにタダ。オススメで す。写真はこの屋上からモンマルトルのサクレクール寺院方面を撮ったもの。今 回はモンマルトルを散歩する予定だったのですが、残念ながら時間は無さそう。
買い物を済ませ、ブラッセリーで簡単な食事。ベーコンオムレツとビール。 買ってきた楽譜をニヤニヤと眺めながら、さてこれからどうしようと考えます。
考え付いたのが、パリ3大名所を駆け足で回って写真だけ撮ってこようとい うもの。エッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館。パリに行った気分満点ですね。
まずは地下鉄で凱旋門の一つ手前の駅へ。シャンゼリゼを人ごみを掻き分け歩き、 凱旋門の真下に到着です。ここから階段で上ることができますが、長蛇の列に諦 めました。
再び地下鉄に乗り、エッフェル塔の真下へ。ここでも上に上ろうとする観光 客の長蛇の列。並ぶのは嫌いなので、そのまま通過。
パリの地下鉄はカルネという回数券が便利。でもどうせ明日はパリを発つの で、全部使い切ってしまわないと無駄になります。またまた地下鉄に乗って、コ ンコルド広場へ。実は歩ける距離ですが…
チェイルリー公園を抜けてルーブル美術館へ。もうすでに夕方です。まだ入 れるのかどうかチェックしませんでしたが、どうせ入れたところで見て回る時間 はありません。それに写真撮るだけが目的だし。
ルーブルから再び繁華街の方へと歩きました。地図もろくに見ずに歩いてい ると、なんだか昔懐かしい暖簾が。なんとラーメン屋です。店名も日本語。付近 を歩いて回ると、あちこちに和食屋、アジア食材のスーパー、日本語の美容院、 Book Offまであります。日本人街、あるんですね、パリにも。
もう夕方、折角だからと、和食処に入って夕食にしました。食べたものはご らんの通り。
自分のテーブルの横の方には、日本人観光客グループが現地案内人と明日の 予定を話しておりました。午前中は自由時間で、午後どこかで待ち合わせるとか の話のようです。
案内人が「どこにしましょうか、オペラ座の前とかが分かりやすいですよね」
「三越がいいわ」(パリにも三越があったんか…)
「でも明日は日曜日だから三越、お休みですよ」
「いいわよ、三越の方が分かりやすいから」
待ちあわせるだけなら、別に閉まっていようがとやかく言う筋合いは無いですが、
それでもなんとなく変ですよねぇ。。。
パリ滞在中に行った楽譜屋は、結局二軒だけ。あまりたくさん買い込むと、 荷物が重たくなってしまうので、ほどほどのところで止めておかないと。
AriosoとFlute de Panという2つの店。どちらもSt-Lazare駅横のRoma通り、 駅に沿って歩いてちょっとの所にあります。界隈はヴァイオリンや金管楽器店が 並び、楽器を持った人が行きかっています。
Ariosoの方は、新品の楽譜のほか中古楽譜やディスカウント品もあり、掘り出し物を見つけられそう。Flute de Panの方はちょっと厄介で、まず買い物リストを作っておく必要があります。店員にこれこれが欲しいというと、膨大な楽譜ストックの中からマニアックな一品を持ってきてくれます。但し、自分で物色することはできません。
今回の収穫物は、以下のとおり。
その他にピアノ編曲もの2つ。Stravinskyの「春の祭典」と「火の鳥」。オ ペラの譜面をピアノ用に落としたものはよくあり、もっぱら歌手の練習の伴奏用 です。僕もWagnerの譜面を幾つか持っています。でもバレエ曲の編曲ものは盲点 でした。確かにピアノ伴奏で練習はできそうです。でも、このStravinskyの譜面、 とてもじゃありませんが伴奏というレベルじゃ無いです。
日々季節の移ろいを切り取るデジカメも、旅にしあれば「変なもの」を求む、 ということで恒例の変なものシリーズ。と行きたい所ですが、なぜか今回はヒッ ト商品無し。買い物ばかりしていて、パリの神秘に迫る変なものに目が行かなかっ たのかも。それでも3つほど、厳選いたしました。
まずはこれ。多分日本でも販売されていると思いますが、超小型2人乗り 「Smart」。欧州版軽車両といったところでしょうか。
パリの街中は交通渋滞が酷いうえに、駐車場スペースを探すのも一苦労。わ ずかなスペースを見つけては、巧みなハンドルさばきで縦列駐車し、さらにスペー スが足りない時にはバンパーをぶつけて前後の車両を押す技を身につけない事に は、パリでのカーライフはありえません。そんなパリ交通事情にぴったりなのが、 この小さな車。ほとんどチョロQですね。
パリでは交通渋滞解消のために路面電車を設置中です。で、この工事がさら なる渋滞を引き起こしております。さらにパリではSUV(大型四駆)の人気が高まっ てるんだとか。ほとんどカオス状態ですな。
なにやらベタベタと貼られたVespa。ほとんど旅行好き人間のスーツケース 状態。Vespaでヨーロッパ中旅して、行く先々でステッカーでも集めてたんでしょ うか。
そう言えば最近あまり見かけませんね、シールをベタベタと貼ったスーツケー ス。昔は、「おいら、こーんなに沢山の国に行ったんだもんねー」と言わんばか りにシールを貼ったスーツケースが、空港のターンテーブルで回っていたもので すが。
パリの日本人街で見かけた、レストランらしき店の看板。
しこほんりより ってなんやねん。
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