update 2006/05/20

2006年5月1日

● Parisは本日閉店

珍しく?フライトのトラブルも無く,あっさりとパリに到着しました.まだ朝 の9時.とりあえずホテルに行って荷物を置き,今日の予定を考えよう.

電車,地下鉄を乗り継ぎ,パリ郊外のホテルにチェックインしたのが11時. 町の様子が何故かいつもと違います.今日は月曜日の筈なのに,店は何処もシャッ ターを下ろしたまま.思い出しました.今日は5月1日,メーデー.フランスは国 をあげて休業中.

まだ出発前に立てていた,ブックオフに行って旅のお供の文庫本を数冊買う という計画は,早くもパー.わざわざパリに出かけてブックオフというのも何だ か哀しい話ですが,それほど活字に飢えているということで.おまけに小雨が降っ て寒い.仕方なく,美術館に避難しようと,10年ぶりのルーブルに行ってみると…

ピラミッド前にいつもある行列が見当たりません.なんとこっちもメーデー で休館.がーん.張り紙前で呆然としていると,世界各地からの観光客が,同じ ように「ガーン」とやられています.


仕方なく花盛りのチュイルリー公園をぶらぶらと歩き,そのままシャンゼリ ゼのマロニエ並木まで歩き続けました.マロニエの花はすでに盛りを過ぎていま したが,あちこちに植えられたチューリップや西洋石楠花が満開です.


小さな池では,子供達がこんなので遊んでいます.風任せの小さなヨット. 池の真中あたりで止まってしまったら,どうやって回収するんだろう?


普段は買い物客で賑わうシャンゼリゼも,今日はウィンドウショッピングの み.繁盛しているのは映画館だけか.傘が要るほどでは無いとは言え,雨の散歩 もツマラナイ.早々にホテルへと引き揚げました.

ところで,携行品リストまで作って万全の体勢で臨んだ今回の出張ですが, やっぱり無い.目覚まし時計が無い.リストにはあるのに,鞄に入って無い.リ ストの意味無い.やれやれ.仕方ないので,ノートPCで簡単なプログラムを作っ て,明日の朝7時に音楽がなるようにしました.

ただちょっと欠陥(というかバグでは無くて仕様です)があって,なり始めた 「英雄」の1楽章を途中で止める手段が無い.朝からBeethoven,気合が入りそう.


2006年5月2-5日

● Parisで飲み食い

昨日は、友人らとちょっと入り組んだ所にあるアジア風レストランで昼食。 メニューは中華っぽいですが全部フランス語。テーブルには醤油が置いてありま す。友人はこの店に何度か来た事があるらしく、そいつのオススメというやつを 注文しました。

出てきたのが、なんとテンコ盛り焼きそば。途中うんざりしながらビールで 流し込んだものの、2/3程食べてギブアップ。ちなみに昼間っからビールなんて ここでは普通。

この店では、頼めば箸をくれます。自分のテーブルの殆どが箸を貰ってたし、 日本人としては負けられないところ。ちなみに箸はフランス語で「バゲット」と 言うそうです。あの長いフランスパンと同じ。


夕食も大体仕事先近くでとっています。仕事帰り、パブかカフェに寄り道し てビールを一杯。その後、レストランに行ってワインを飲みながら食事というパ ターン。さすがに近所のレストランだけではつまらないので、一日だけカルチェ ラタンのレストラン街に出かけました。

半ば観光地化していますが、いつ来ても若者らで溢れている所。狭い路地に ずらっと並ぶレストラン街は、下町の飲み屋街のように見えなくもありません。 適当なレストランを選んで、Menuを注文。前菜とメインを一つずつ選びます。食 べたのは、オニオンスープとダックのオレンジ煮。繊細さに欠ける盛り付けだっ たので、写真は無し。飲み物はもちろん赤ワイン。


あまりに満腹になってしまったので、腹ごなしに夜中のセーヌ川沿いを散歩 して帰りました。すでに11時だと言うのに人で溢れています。歩行者用の橋の上 は、まるで花見でもしているような賑わい。天神・中州あたりでも、地べたに座 りこんで酒を飲んでいる連中は、それほど居ないと思う。


夜中の散歩。ルーブルを抜け、オペラ座の近くまで歩いた後、地下鉄でホテ ルへと戻ってきた時は、すでに1時近くになっていました。

仕事もようやく終わり、明日はいよいよEurostarに乗ってロンドンです。


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